殴り書きそのいち

最近は本当にイライラしやすくて申し訳ない日々です。
周囲にも嫌な態度を取ってしまう(´・ω・`)
そんな自分にますます自己嫌悪してイライラするという負の無限ループ……やれやれですね。

ですが音楽を聴いていると、ささくれた気持ちも少しばかり鎮まります。
音楽とは偉大なり( ´∀` )ありがたや……


追記に自己満足上等の書き殴り文。
有馬君と鳴瀬君の高校時代の一幕。

鳴瀬君は、本編だと二章で登場予定です。


******


 友人の有馬秀は、時々ふいに連絡が取れなくなる。

「こんなとこにいたのかよ」

 体育館の裏。しかも茂みになっていて、踏み込んですぐには見えない、一本の木の根本。
 そこに座り込んでいた秀に声を掛ければ、のろのろと顔が上がった。
 ヘラリ。薄っぺらい笑みが浮かぶ。

「ナルじゃん。どしたん、こんなとこで」
「こっちの台詞だわ」

 ヘラヘラしている秀を軽く蹴り飛ばし、少し空いたその空間に鳴瀬昌明は腰を下ろした。座り心地は最悪だ。根がゴツゴツしていて、地面はひんやりしている。尻が冷たい。
 場所を奪われた秀は「何だよ」と文句を言うだけだった。
 仮にそれ以上の何かがあったとして、彼の抵抗なんて昌明には痛くも痒くもないが。

「ケータイに連絡つかねーし。探したんだぞ。手間かけさせやがって」
「何かあったか?」
「いや、別に」
「ふは、何だそれ」

 小さく漏れた笑い。
 しかしそれもすぐに引っ込み、彼は口を引き結ぶ。
 目はどこかぼんやりしていた。
 いつもなら、もっと落ち着きがなく元気に溢れているというのに。

「なに。落ち込んでんの」
「だったら黙ってんのが礼儀ってもんじゃね」
「俺そういうのかき回す方が好きだし」
「悪趣味っすな」
「今更だろ」
「知ってたわ」

 軽薄なやり取りは涼しげな風に抗うことなく流されていく。
 むしろ少しばかり寒いくらいだった。随分と日は高くなってきたが、まだ十分な暖かさを感じるには早いようだ。
 一際強い風が吹いた。身を震わせた彼は、それを契機とばかりに顔を上げる。
 いつもの雰囲気。
 明るくて、元気で、とにかく笑っている、いつもの――。

「さって。行くかな――うぉっ?」

 気合いを入れて立ち上がろうとした彼の手を、ぐいと引っ張る。
 バランスを欠いた秀は再び地面に戻った。ぱちくりと目が瞬く。

「ナル?」
「別に急ぐこたねぇだろ」
「えぇ? 実際何かあったんじゃねーの? クラスとか部活とかで?」
「別にっつったろ」
「じゃあ何で探してたんだよ」
「別に」
「ナルってば面倒くさがってんじゃねーぞ」
「うっせ。お前だって疲れてっからこんなとこにいたんじゃねーのかよ」
「ちげーし」

 ムッとした顔で口を尖らせた彼は、しかし、それ以上言い訳をしようとはしなかった。
 ご丁寧に体育座りし出した彼は、少しだけぼうっとした表情に戻り。

「まあ、でも……」

 自身の膝に顔を伏せ、ポツリと呟く。

「もうちょい充電してっても、いっか」
「おー」
「寝るかも」
「置いてくわ」
「そこは起こせよ」

 意味のない、軽いだけの会話。
 それも途切れ、静かになる。
 それは隣の少年には似つかわしくない空間だった。
 彼はいつだって、賑やかだから。

(……こういうとこは、猫みたいなんだよな)

 普段は犬っぽいと言われることの多い彼だ。
 だが、ふいにその姿が崩れるときがある。
 そして彼自身、その瞬間を他人に見せるのは苦手なようだった。
 だからこうして時々姿を消すのだろう。

 昌明は、別にそれを悪いと思うわけではない。
 むしろ普段のやかましい方が「どこにそんなエネルギーあるんだよ」と呆れるくらいだ。こうして弱っている時の方が人間らしい気さえする。
 そしてその姿を知っている者が少ないことに、昌明はひっそりとした優越感を抱くのだ。
 確かに悪趣味だった。自分でも分かっている。

「……なんか」
「ん?」
「今、ここにいるのがナルで良かったわ」
「……」

 ぼんやりとした声音だったが、きっとそこに嘘はないのだろう。
 また一つの優越感を抱え、昌明は「そうだろ」と嘯いた。


******


有馬君はあんまり物事にイライラしないタイプなんで私としては羨ましい限りです。
そんな彼でもまあ落ちるときは度々あるんですが、彼はフラッと一人で消えて抱え込んでしまうタイプかな。
鳴瀬君は気が向いたらこうやってガス抜きしてあげてたんじゃないでしょうか。

鳴瀬君とは高校時代に出会い、同じ部活のチームメイトとして一緒にいる時間が増えました。
ちょっと奇妙な友情関係を築いております。
鳴瀬君は鳴瀬君で我が強いので、決して友達が多いタイプではなく……有馬君が緩和剤になっていたことも多く。
ある意味、二人は補い合えていたのではないでしょうかw

凛花ちゃん周りの人間関係も深めていってあげたいところです。
ただ、それはどちらかというと本編に組み込まれそうなんですよねぇ……。
特に美晴ちゃんとの話なんかは、こういう殴り書きではなく、本編、もしくは番外編として書いてあげたい気持ち。

おそまつさまでした。
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お疲れ様です

イラッっとしちゃう時ありますよね
自分もいわゆる俗物な人間なので、よくイライラすることがあります
そんな時には深呼吸して気分を落ち着けるようにしてます
時間がある時は音楽もいいですよね

第二章に登場予定の友人とな!
メモメモ

こういう友情っていいですね

働くようになると、学生時代の友人となかなか会えなくなりますが
腐れ縁の友人たちとは年に何度か集まって騒ぎます

たぶん各々の葬式までの付き合いになることでしょう

お疲れ様です、コメントありがとうございます!

イライラからの爆発ウワーン!という日を繰り返しているので、いい加減落ち着きたいところです^^;
季節の変わり目ですとか、ホルモンバランスですとか、自分でどうしようもない部分も多いのだとは思うんですけどね(´・ω・`)
とはいえ社会人としてはそうも言ってられず……
小説や音楽で癒やされながら、生活習慣を正していかねばなと思います(´・ω・`)

男の子同士の友情っていいですよね。憧れてしまいます。
鈴木さんの腐れ縁の方々、とても愉快そうです……しかも切れないつながり!羨ましい!
私も、もっとそんな友人を増やしたいなぁ……(切ない)

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