珍しいこともあるものだ

拍手レスは、1つ下の記事に。


近況として。
妖怪ネットワークどっとあや、2章について、ぼちぼちポメラさんに打ち込み始めました( ´∀`*)
一応自分のやり方として、大きなあらすじ・枠組みを立てたら、細かいプロットを組んでいくんですけど……その細かいプロットと並行して書き始めた感じですね。
ぶっちゃけ途中で詰んでいるといいますか、「ここからクライマックスまでにもうちょっと何か入れたいけど何入れようかな~どんなイベントにしようかな~うーん」と後半で部分的に悩んでおり……
悩んでいてもすぐ答えは出そうになく、我慢できずに書き始めた次第です。
大体いつもそんな感じです。
そして大体最後まで悩んで決まらず後悔します。
ワンパターンだぜ。へへ。

ところで1話目?だけで8000字近くになり、どうしようかと……
本当は3000字前後で区切ろうかなと思っていたんですけどね。
現場→回想→現場という構成で、思ったより長く……
かといって「現場」「回想」「現場」と3つに分けると超物足りなッシング。
特に「現場(少)」「回想(多)」「現場(少)」だからますます分けにくく!
これがね、(少)(少)(多)とかだったらまだ(少)(少)/(多)とかで分けれたんでしょうけどね!

んんんん、読みにくいかもしれませんが、一気に進めた方がいいですかね……はふん!


さて、ぼちぼち進めていたお題の消化です。
今回のお題はこれでラストー( ´∀`*)わーい消化しきれたぞー!
お題はいつものごとく追記から。


お題:きみがため

き 切りとった秘密
み 見つけてあげられた
が がまん、しないで下さい
た たくさんの最後
め 珍しいこともあるものだ


お題配布サイト:Kiss To Cry



*****


 咲坂凛花はある日の学校帰り、ふらりと自身のアルバイト先である骨董屋を訪れた。
 カラリと戸を開ければ、柔らかい香の匂いに包まれる。
 雑多な品物が空間を占拠しているせいだろうか、やや薄暗く見える室内は相変わらずのようだ。
 それでも意外と落ち着くのは、ただの慣れか、古いものが醸し出す老成した空気のせいか――。

「おや、凛花殿」

 番台に座していたのは天狗だった。
 彼は大きな体を窮屈そうに丸め――凛花にそう見えるだけで、本人は特に気にしていないらしい――レジの整理をしているようだ。古びた四角いレジは無骨なボタンも多く、しかし、現役で働いている。凛花は操作に慣れるまで苦心したものだ。
 どうも、と凛花は一度頭を下げる。
 同じように会釈を返してきた天狗は、はて、と首を傾げた。

「今日は凛花殿のシフトではなかったはずだが?」
「あ、はい。そうなんですけど……」

 歩み寄りながら、口ごもる。
 ――今日は試験前で、部活が休みだった。友人の美晴は家の用事があるということで早々と帰ってしまった。
 凛花も寄り道などせずに帰宅し、勉強するのが良かったと思う。
 しかし、――しかし、何となく。
 そう、本当に何となく、そのまま帰る気にはなれなくて。

(……それで顔を出してみたんだけど……考えてみたら、私、めちゃくちゃぼっちだ……)

 美晴以外に時間を潰す相手がいないも同然である。
 ――いやいや、と凛花は緩く首を振った。

(美晴以外にもサッキーさんとか……でもサッキーさんもいなかったんだよな……)

 結果としてはやはり「ぼっち」だった。
 その事実に凛花はうなだれる。今更ながら情けない気がしてきた。

 黙ってしまった凛花を不思議に思ったようで、天狗は「まあ、いいが……」といくらか気まずそうに言葉を掛けてきた。
 そのまま彼は、くいと後ろに指を向ける。

「秀殿なら奥にいるぞ」
「あれ。秀さん、いるんですか。今日はシフトじゃないですよね?」
「ああ。恐らくレポートでもやっているのではないか。家でやるより捗(はかど)ると言っていたこともあるしな」
「ああ……」

 ぼんやりと納得し、凛花はもう一度頭を下げて奥に進んだ。
 申し訳程度ののれんをどけて進むと、そこは簡素ながらも居住スペースだ。
 近くには木製の四角いテーブルと椅子があるが、そこに人の姿はない。
 さらに奥にはテレビや小さなローテーブル、そしてソファーがあり――そのソファーに一つの人影があった。

「秀さん」

 靴を脱ぎ、中まで進んだ凛花は声を掛け、そしてぱちりと瞬いた。

「……寝てる?」

 ローテーブルにはノートパソコンが置かれている。ノートパソコンの周囲には本がいくつか並べてあって、なるほど、天狗の言う通りレポートでもやっていたのかもしれない。大学生もまた大変である。
 しかし作業中に睡魔に襲われたのだろうか。当の秀はローテーブルに突っ伏したままだ。

(……なんか珍しいな)

 凛花の知る彼は、いつも元気だ。
 凛花が呆れるほどよく笑い、無駄にも思えるほどのフットワークで動き回っている。ここ以外にもアルバイトをしているようで、彼のスケジュールは大体授業とアルバイト、友人との遊びの予定でびっしりだということも知っていた。
 そんな彼が黙って寝ているというのはどうにも奇妙な気がして――黙らずに寝る方が奇っ怪に違いないのだが――凛花はしげしげと眺めてしまった。

(って、そうじゃなくて)

 ハッと我に返る。ぼうっと見ている場合ではない。

「秀さん」

 若干の申し訳なさは感じたが、凛花は彼を揺すり起こすことにした。こんなところでうたた寝なんて、風邪を引いても困ってしまう。身体だって痛むだろう。

「秀さん、起きて。寝るならお布団に行きましょう。秀さん?」
「んー……」

 唸るような、呻くような判然としない声を上げる秀。
 のっそりと緩慢な動きで彼は上半身を起き上がらせた。
 意識が戻ってきたのだろうかと凛花は覗き込み――

「秀さ……わっ!?」

 ぐい、と、思い切り抱え込まれ、凛花はたまらずバランスを崩した。

「秀さん!?」
「んむぅー……」
「ちょ、あの」

 ぽん、ぽん、と彼の右手が気怠げに凛花の後頭部を撫でてくる。まるで赤子をあやす手つきだった。
 むずがった赤子だと思われているのだろうか。現状、むずがっているのはどう見ても秀の方なのだが。

「ねえ、ちょっと、ちょ、ちょちょ、ちょっ……」

 再び眠りの底へ落ちていったのだろう。
 ふわふわと凛花を撫でていた手もやがて力をなくし、同時に彼自身を支える力も尽きたようで――凛花諸共ソファーに倒れ込んだ。
 ソファーが大きくて良かった。そんな間の抜けたことを思う。
 しかしそんな感想も、姿勢を立て直そうとした瞬間に吹き飛んだ。

(近い近い近い!?)

 顔が近い。無駄に近い。
 抱き枕か何かだと思われているのだろうか。両腕でぎゅうと抱え込まれ、凛花は錯乱する。
 おかしい。どうしてこうなった。

「す、秀さん……?」
「ん」
「……あの」
「……」

 すぅ、と寝息。
 何度か恐る恐る声をかけてみたものの、もう返事はない。

(……疲れてるのかな)

 規則正しい寝息を立てる彼に目を向け、凛花は少しばかり力を抜く。
 ――凛花なら、力ずくで暴れれば抜け出すことは容易だ。意外と抱え込まれている力は強いが、しょせんは寝ている相手である。デストロイヤーなどと呼ばれる凛花が振り払うのは造作もない。
 しかしここで叩き起こすのも気が引けて、凛花は次の行動を躊躇った。
 先ほどは起こそうとしたというのに。

(まあ、でも、さっきは身体が痛くなりそうだったけど、ちゃんと横になるならまだ……)

 誰に言うわけでもない言い訳めいたことを独りごち、溜め息。
 とくとくと近づく鼓動。安心しきったかのような寝息。全身から絶え間なく伝わる温もり。
 それら一つ一つに意識を向けている間に、凛花もまた徐々に力が抜けてきて――……。


「……おや」

 客もそういなく、時間を持て余した天狗は、妙に静かになった部屋に足を向けた。
 そこで目にした光景に、ふっと目を細める。

「……起きたらどんな反応をするだろうな」

 想像できるような、できないような。
 にわかに湧いた笑いに、天狗はクツクツと喉を鳴らした。


珍しいこともあるものだ
(心安らげるヒトトキを)


*****


気づいたら脳内でイチャイチャしやがる二人がいるんですけど何なんですかね!?
本編ではまだ別にそんな……ねえ?
そんなこと……そんな……そんな……あああ、おかしいな、少女漫画脳が止まらないです^q^
個人的にはラブになりきる前の曖昧でもどかしい関係が好きです(*/∇\*)
そんな関係もまだ本編の時間経過が足りませんが^q^そこまですら遠いぜ

秀君はですね、そのですね、ええと、まあ、なんだ、寝ぼけ方が結構凄まじいんですよね、ハハッ。
しょっちゅうじゃないんですけど、きっと気が抜けたときとかは、まあ……ね……ハイ。
クトゥルフの探索者設定時でも枕を抱える癖がある疑惑が沸き起こった彼なんで(やらかしたのは私なんですけど)、女子高生を抱き枕にしちゃったって仕方ないですよね
仕方ない仕方ない。

ちなみに起きた後の反応は、どっちが先に起きたかでもまた変わってきそうですね。
凛花ちゃんが先に起きた場合は、冷静になってから改めての「うわぁぁぁ!?」で今度こそ跳ね起きるのではないかと。
秀君はその後で色々言われても、実感ないんで、「あっはっはー?www」「さ、サーセン……?www」って緩いかもしれません。

秀君が先でしたら、彼は彼で「……っ!!?」ってなると思います。
めっちゃ近いですしね。抱え込んじゃってますしね。自分がね。ぎゅっとね。目覚めの瞬間の衝撃たるや。
多分いつも以上に気持ちよく眠れてしまった事実にものすごい罪悪感と自己嫌悪を抱くんじゃないでしょうかw

妄想ってたーのしー✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌
なんて。
長々とおそまつさまでした^▽^
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