妖怪ネットワークどっとあや、更新しています

「妖怪ネットワークどっとあや」、19~22話更新です。
次回更新は明日予定。
エピローグで、そこで一章終わりです。

全体の構想を練り直したいので、その後番外を2つほど載せたら一旦休憩に入ろうと思います。


以下、22話のオマケ。


*****今回のオマケ*****


「エンラさんんんんん」

 出たのは我ながら情けない声だった。
 上擦ってひっくり返りそうになる。
 だというのに、

「何だ」

 返ってきたのはめちゃくちゃ冷静な声。
 それだけでも負けた気がするワケですよオレとしては。
 いやでもだって、だってですよ。

「法定速度って知ってますかっ!」

「急げって言ったのはシュウだろうが」

「そですケド!」

 景色が恐ろしいくらい後ろに流れて切り替わってく。
 ヘルメットをしているとはいえ、風が冷てぇ。痛ぇ。
 エンラさんのライダースーツが羨ましい。いやもうほんとマジで。
 「エンラさん相変わらずピッチリしてますねー!」なんてケラケラ笑ってたちょっと前のオレをぶっ飛ばしてぇ。

 にしても、こんなに風がビュンビュンしてて、ついでにヘルメットも被ってるってのに、よくお互いに声が聞こえるもんだ。
 これも相手が妖怪だからなんかな。だったらスゲーな。

「あんま口開けてると舌噛むぞ。お前無駄に口デカそうだし」

「ひっでぇ!」

「あとしっかり掴まってろ」

「言われなくても!」

 離したら死ぬわ。軽く言って死ぬわこれ。
 悲惨な想像をしてウワーって気分になる。
 慌てて腰に回した腕に力を込めた。
 エンラさんの体がクツクツ揺れる。

「人間ってのは脆いもんだな」

「だから優しくしてネ!」

「善処する」

「それってノーのやつー!」

 どんどん緑が深くなってくんだケド、エンラさんのスピードは一向に落ちない。
 あー自然が豊かだなーとか、わあ珍しい小鳥がいるじゃん可愛いなーとか、そんなことを思う余裕もない。
 つーかここカーブ多すぎぃぃぃぃぃ。

「シュウ」

「はい!?」

「飛ばすぞ」

「ウソでしょ――!?」


 ……まあおかげで間に合ったんですケドね。
 しばらくエンラさんの運転は勘弁っすわ。


***********


こんな一幕があったとかなかったとか。
秀君視点でした。彼は内心もやかましいですね。

お粗末様でしたちくしょうめバーロォ!
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