11:同じ空の下

お題消化!
ラストです!

最後がまたズガターカ鳥の目さんで、なんかごめんなさいでした。
仕方ないね。拗らせているからね。ははは。はは。


ズガターカ鳥の目のあれこれ。
時系列不順です。

壊れた鳥かごの中で、
朽ちた翼を休めて
イメソンその1(テ.ル.ー.の.唄)
イメソンその2(モ.ノ.ク.ロ.ア.ク.ト)
17:昼間の森
04:白い花
鳥の目が救えない(替え歌)
ツイッターメモ
13:心音
もしもなルート(10年後設定)
続・ズガ鳥のもしもなルート
↑のNG集
【どうやら】無戦PGの萌えが天元突破【異世界】※メメタァ
【無戦PGクラスタ】異世界に来ました【集まれ】※メメタァその2
10:海


<お題一覧>
Type : 1

01:晴れた日に(済)
02:手(済)
03:風の吹く場所(済)
04:白い花(済)
05:綺麗なもの(済)
06:笑顔(済)
07:手を繋いで(済)
08:うた(漢字は自由)(済)
例 : 歌、唄、詩等
09:おひるごはん(済)
10:海(済)
11:同じ空の下(済)
12:安らぐ場所(済)
13:心音(済)
14:手紙(済)
15:風に吹かれて(済)
16:夕焼け(済)
17:昼間の森(済)
18:親友(済)
19:昼寝(済)
20:おやすみ(済)

<お題配布場所>
site name : 追憶の苑
url : http://farfalle.x0.to/


※黒バス
※無敵戦隊ポイントガード派生
※ズガターカ鳥の目
※10年後のもしもルート
※地球に再び戻ってくる前

******


「んー」
「どうした、高尾」
「あ、伊月サン」

 冊子を手に寝転がっていた高尾は、声を掛けられた途端にパッと顔を向ける。
 その先では、仲間である伊月俊が不思議そうな顔でこちらを見ていた。上半身を完全に起こした高尾はニコニコと彼を手招いてやる。

「コレ。トラちゃんにもらったんですよー」
「……本? 雑誌か?」
「今度地球に行くって言ってたじゃないですか」
「あぁ……」
「どんなトコかしつこく聞いたら、コレ読むといいですよーって。くれました」
「観光雑誌みたいなものか」
「あはは。トラちゃんが作らせたんすかね?」
「……シュールだな」
「っす」

 顔を見合わせ、クスクス笑う。一体何を考えて、どのような顔でこんなものを作らせたのか。想像できないのが一層おかしい。

「何か面白いことは書いてたのか?」

 隣に腰を下ろそうとした伊月に気付き、高尾も少しズレてスペースを作ってやる。
 きっちり座れたのを確認し、高尾は改めてペラペラとページをめくっていった。意外と手が込んでいるというか、写真などもあってカラフルだ。眺めるだけでも少し楽しい。

「美味しいコーヒーゼリーの特集もありましたよ」
「マジで!?」
「マジっす」
「ええええ、トラベリングの奴……こ、怖いななんか」
「特集しとくことで逆に行く場所を絞っておこうっていう魂胆も感じますケドねー」
「……あー、うん。それならちょっと納得だ」

 高尾たちは覚えていないが、割と自分たちは好き勝手に動き回ることが多かったらしい。そのときに好物を求めていることも多かったという。ならばあえて行きそうなところを先に提示しておくことで自分たちの行動を制限する、というのは妥協案としては妥当かもしれなかった。

「でもオレたち、もうそこまでガキじゃないんすケドねー?」
「まあ、確かにな。そうそう命令違反なんてしてないと思うんだけど」
「ですよ! なのにいつまでもガキ扱いして!」

 ぶぅ、と頬を膨らませれば、「そういうところじゃないか?」と笑った伊月が頬をつついてくる。高尾も多少は自覚があっての行為だったので「ちぇー」とだけ呟き、笑って流した。ペラリ、パラリ、一枚一枚はさして厚くない紙をめくっていく。

「そうそう。今回のターゲットの情報も書いてあって」
「それって……無敵戦隊ポイントガード、だっけ」
「です。ほらここ。オレらと同じような見た目っつーか、年齢っつーか……なんか面白いですよね!」
「そうだなぁ……トラたちよりは親近感湧くな」
「ぶはっ。確かに!」

 高尾たちは様々な惑星に行き、色んな人種を見てきた。その中で自分たちと似ているタイプは少なかったように思う。そう考えると、地球に行くのが俄然楽しみになってきた。

「それに、なんつーか……懐かしい、みたいな」
「懐かしい?」
「うーん、上手く言えないんすけど……」

 言いながら高尾は首を傾げた。この冊子をめくるたびに不思議な感覚に襲われる。知らないことばかりのはずなのに、初めてな気がしないのはどうしてだろう。

「よく分からないけど……」

 横で同じように思案顔になった伊月は、小さく口元を緩ませた。
 ――この人も色んな表情をするようになったなぁ、と高尾はぼんやり思う。そのことにどこかホッとしている自分がいる。理由が分からないので、誰にも言ったことはないけれど。

「……うん……やっぱりちょっと、分からないけど。でも」
「はい」
「ここの空は、広いといいな」
「――……」

 パチ、と高尾は瞬いた。そのまま伊月を見ていると、心配になったのか「高尾?」と顔を覗き込まれる。
 高尾はゆるゆると首を振った。今、自分が感じた気持ちが何なのか、高尾には分からない。分からなくて不安になった。投げ出されていた伊月の手を、ぎゅう、と握る。

「高尾……?」
「……そうですね! 広ければ、きっと窮屈じゃないですし、自由ですし、だからその、オレもそう思います」
「……うん。お前にも、その方が似合ってると思うよ。よく暴れ回って叱られてるだろ」
「ちょ、人を怪獣みたいに言わないでくださいよ。伊月サンだって相当じゃねーっすか!」
「そうだったかな」
「自覚ない方がタチ悪いんすよー」

 ケタケタと笑いながら高尾は冊子を閉じた。写真にあった、青い青い空が瞼に焼き付いている。ぽっかりと大きな、広い、青。
 その広さに溺れそうだなんて、やはり言う気にはなれなかった。


11:同じ空の下


(ずっと一緒にいられるのか、だなんて、そんなバカなことを) 


******


高尾を思って空の広さに焦がれる伊月さんと、
空に焦がれる伊月に焦燥を覚える高尾さん。
結局は共依存なんでしょうが、それでいてどうしようもなくすれ違っていることに気付かない二人。
根っこのところで目指している空はきっと同じものなのに、歪んでしまった彼らには気付けないのでしょうね。

……うん、その、ちょっと無理矢理だし途中で何書いてんだか自分でも分からなくなったんですが、ええとその、あの、はい。ごめんなさい。
これにてお題クリアです!
どんどんぱふぱふ!
何はともあれ、お付き合いいただきありがとうございましたー!
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