よく分からなくなったけれど・・・

フォロワーさんのパピちゃんが誕生日だというので(※5月25日)降高もどきを書こうとしたら迷走しました。もうやだ。悔しいビクンビクン。
書きたかったものとどうしてか変わってしまうこの現象……。何故なんだぜ……。
なんかもうとりあえず降高書きたかっただけだよねごめんね、しかも降高にならなかったよねごめんね。ちくしょう!

短いですが追記から。
パピちゃん、おめでとう……?ございました……?


※黒バス二次創作
※腐向け
※降高……?


 最近、猫が来ることが増えた。
 ――というと明らかに間違いなわけだけど、それでも休日、フラッとやって来るこいつは、やっぱり何だか猫みたいだった。

「高尾。そこ、俺のベッドなんだけど」
「占拠したった」
「邪魔」
「つれねー」
「もうちょいそっちによけて。俺も座る」
「……」

 ぱちくりと瞬いた高尾は、のそのそと緩慢な動きで俺の言う通りに移動して、にへらと笑う。その笑い方がやっぱり猫みたいだなと思う。愛嬌はあるのに何を考えているのかいまいち分からないところなんかも似てる。猫を飼ったことがあるわけじゃないけど。
 隣に座ってもまだニヤニヤ笑っているから、デコピンをしてやった。痛くはないだろうけど。現に額を押さえた高尾はそれでもやっぱり笑ってる。

「何だよ」
「んーにゃ。どけろとは言わないんだなぁって?」
「言ったって聞かないくせに」
「オレだって本気で嫌がられたらやめるぜ?」
「別に嫌じゃないし」
「……光ちゃん、やっさしーの」

 そうかなぁ、なんて嘯けば、そうだよと返ってくる。こんなことでムキになる高尾がおかしくて思わず笑ったらクッションが飛んできた。高尾みたいな目がない俺は甘んじてそれを後頭部に受けるしかない。痛くはないけどちょっとビビる。ていうか、理不尽じゃないか、高尾よ。

「光ちゃん、避ければいいのに」
「無理言うなよ、結構速かったし」
「ふーん」
「投げといて反応薄!?」
「ふは」

 薄く笑うその顔は、いつもよく見るような馬鹿笑いとは違って、少しだけ落ち着かない。
 高尾はこの部屋にいるときは、本当に気まぐれだ。いつもみたいに笑ってゲームをするときもあれば、驚くくらい話さないこともある。ただ寝てるだけなんてときさえあって、ここに俺といる意味があるのか疑問になるときだってある。
 それでも、まあ。
 それがこの部屋だけのトクベツなんだと思えば、なかなかどうして、無碍にできない。
 いつからこうなったんだろう。あまりキッカケは思い出せない。ただ、何となく、気づけばつかず離れず、だけど手を伸ばせば届くような、そんな関係になっていた。
 高尾がいつもと違うのは、あくまでもこの部屋の中だけだ。居間で俺の家族と話すときなんかはいつもみたいにテンションが高くて、よく笑って、母親も「面白い子ね」なんてすっかり高尾を気に入っている。この前は兄とも盛り上がっていたような。このコミュ充め。

「高尾」
「ん」
「……」
「……光ちゃん?」

 ――きっと、邪魔だから出ていけと言えば、高尾は本当に出ていくんだと思う。立つ鳥跡を濁さず……とはちょっと違うかもしれないけど、でも多分きっと、何の未練もなくここから姿を消すんだろう。そして俺は、それを少しだけ面白くないと思う自分に気づいてる。

「こーちゃん」

 フラリとどこか危うげに姿勢を変えた高尾が、やっぱりあまり見ない表情で、ぎゅうと抱きついてくる。形ばかりのタックルじみたそれは勢いがなかったから、特にバランスを崩したりはしない。見下ろせば黒髪がすぐそこにあって、撫でてみてもいいかなぁ、なんてぼんやりと思った。俺も大概調子を崩されてる。
 手を伸ばそうとしたら、こっちの胸に顔を埋めるような姿勢のまま、猫みたいなこいつは小さく笑う。

「避ければいいのに」
「無理言うなよ」
「速くなかったのに?」
「速くなかったのに」
「ふーん」

 顔は見えないけど、その声音は何だか少し、そう、少しだけ嬉しそうに聞こえて。俺は頭も耳もやられちゃってるのかもしれない。だとしたら高尾のせいだ。こいつが、気まぐれに俺のことを振り回すから。不器用に、分かりにくく、甘えてなんかくるから。全部全部、調子が狂って仕方ない。それをこいつも分かっているだろうに、まるっと気づかない振りをしてるんだから、本当にずるい。ずるい奴だ。
 まあ。でも。

「高尾。お前落ちそう」
「ふは。やっぱ光ちゃん、優しいわ」
「そんなこと、ないんだけどな」

 ――その曖昧な関係を手放す気がない自分も、やっぱり大概なんだろうな。



ずるいのは、どちら?



******

なんか違う気がするのに何が違うのかも分からないのですが不器用に甘える高尾とそれをすさまじい包容力で迎える降旗が書きたかったん、です、よ……イケ旗くんを書きたかったのです、よ……力不足でした。
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