こんな感じで始まるのかなって

以前呟いていた、樹ちゃんのお話をメモメモ!

勢いで書いただけなんで、後でプロット練り直したり修正したりは色々する予定です。
そもそも描写が全然ないですからね、今の段階だと(´∀`)
あずささん、描写苦手なんですよねエヘヘヘヘ。


<注意>
・元々、「樹」は大樹の性転換キャラだった。(あくまでも元々ということで…w)
・この段階では高校2年生
・HCS(春樹ちゃんシリーズ)とはまた別物
・むしろ倭鏡伝の世界観は無いんじゃないか(曖昧)
・そのため名字が変わる可能性も無きにしもあらず。一応今は「日向」で記載。
・これらの注意事項から分かるように、未だに設定が曖昧
・恋愛も今後絡んでくる
・タイトル?シリーズ名?も決まってない
・これらのことから分かるようにry

つまりまだ妄想段階の殴り書きなのよさ\(^o^)/メモなのよさ

それでも良い方は追記を覗いてみればいいと思いますのよさ。
あと拍手レスは1つ下の記事にありますのよさ。





*****ここから*****


 永遠、だなんて陳腐なものを信じているわけではないけれど。
 変わらないものがあるとすれば、それはきっとコレなんだろうな、なんて。
 考えるまでもなく、そして、疑いすらもしていなかった。

+++

「じゃんけんっ!」
「ポンッ!」

 その日一番の声を張り上げ、岡崎徹は自身の握った拳を見た。
 その奥では小さな手がピースの形で突き出されている。
 そのピースはやがて小刻みに震え――。

「おーし、俺の勝ち」
「あああ負けたぁ!」

 徹の言葉を皮切りにパーへと変わり、目の前で絶叫を上げる相手自身の頭を抱えだす。

「てなわけで、今日の鞄持ちは樹な」
「あうう後出しだぁ! ヒキョーだぞとーる!」
「ご主人様に文句言うんじゃねーぞチビ猿」
「誰がご主人様だ! 誰がチビだ!」
「じゃあ猿」
「キー!」

 甲高い声を上げてべしべしと攻撃を加えてくる相手は日向樹。
 男子高校生の平均程度の身長である徹よりずい分と小さく、どこまでも活きのいい幼馴染みだ。
 家がすぐ隣だということもあり、高校生になった今でも遠慮のないやり取りのできる貴重な――れっきとした女子、である。

「いいから持て」
「ちょっ、重! 何入ってんのこれ!」
「今日は英和辞典が入ってんなー」
「嫌がらせすんな、バカとーる」
「何で嫌がらせだよ。学生が辞書持ち歩いて何が悪いんだよ」
「いつも置き勉してるくせに」
「……俺はお前と違うんだよ」

 実は全然違わなかったりするのだが。もしもジャンケンで負けていたら、素直に置いていこうと思っていたのだが。
 しかしそんなことをバカ正直に言うほど優しい人間でもなく、徹は明後日の方向を見て誤魔化すことにした。
 黒板の隅にどうでもいい落書きがのたくっているのが目に入る。

 しばらく拗ねたように睨み付けていた樹だが、根は単純な彼女だ。
 やがて拗ねることにも飽きたのか、うんしょと気合を入れて鞄を持ち直した。右に自分の鞄を、左に徹の鞄を背負う姿は明らかに不自然だが、大雑把な彼女は気にした様子がない。

「もー、さっさと帰って降ろすぞ!」
「へぇへぇ」
「早く来なきゃ捨てるからな!」
「エロ本捨てるみたいなノリで言うんじゃねぇよ」
「はあ!? とーるの変態」
「あぁ!?」

 一瞬飛び散る火花、だが。

「あんたら、入り口でじゃれてんじゃないの。掃除の邪魔。しっし」

 そんなクラスメイトの言葉にあっさりと追い出されてしまった。


「帰ったらとーるの家行っていい?」
「あん? 何で」
「ゲーム、途中だったじゃんか」
「あぁ……だってお前、途中で寝こけるから」
「き、昨日は寝不足だったんだもーん。いつもは寝ないもーん」

 嘘くさい台詞を嘘くさい口調で嘘くさそうに言う。
 そんな相手の頭を小突くと、「あいた!?」と短い悲鳴を上げ、恨めしそうに睨み上げてきた。
 しかし身長差が20センチ以上もあれば迫力も何もあったものではない。
 代わりに色素の薄いその髪を乱暴に掻き撫でてやれば、バカにしたのが伝わったのだろう、「うがー!」と珍獣じみた威嚇を向けてくる。
 つくづく興味深い反応をするなと、徹はつい感心してしまう。
 まるで存在がギャグな奴だ。
 だからこそこうして今でも隣にいることができるのかもしれないが。

 変わらないやり取り。
 変わらない関係。
 それこそ小学生の頃から今まで延々と続いてきたもので、よくも飽きないものだと我ながら感心する。

「お前ってすげぇな」
「へっ? 何だよ、急に」
「いやぁ、ここまで成長しない奴も珍しいなぁって」
「はあ!? 何っ――」

 相変わらずの軽口に樹が気色ばんだ、その瞬間。
 近くでガツンと不穏な音がした。
 徹と樹はとっさに顔を見合わせる。

「ゴミ箱でも蹴り倒したな」

 やれやれ、とため息が漏れるのは止められない。
 経験上、何度か耳にしたことのある音であり、そしてシチュエーションでもあった。
 誰かが苛立ったり脅したり、そういう時に力任せに蹴り飛ばしているのを目撃したことがある。
 そもそも徹自身はそんな場面に出くわしたいわけではないのだが、いかんせん――。

「……おい、樹」

 声を掛けるが、彼女の行動の方が素早い。
 背中辺りまである髪が翻ったかと思った瞬間、徹の腕に思い切り重さがのしかかった。

「うお!?」
「鞄よろしくなのだよ!」
「おい樹!」

 こちらの言うことなど聞きやしない。どんどん音源の方に駆けていく。
 存在がギャグばりに不可思議な彼女は、徹が奇怪に思うほど、正義感にも満ち溢れた存在だった。
 そのせいで、自分も何度いらないトラブルに巻き込まれたことか!

「樹! 突っ込むなって!」

 慌てて追いかけた先には男の集団。
 自分と同じ制服の男子一人を、違う制服の複数人が囲んでいる。
 蹴り倒されているゴミはこちら側に倒れ中身が散乱していた。はた迷惑なものだ。徹は樹ほど正義感を持っているつもりはないが、それにしたって不快に思うくらいの心は持ち合わせている。
 視線を上げると、囲まれている男子の顔が見えた。その顔に見覚えがあることに気づき、思わず瞬く。

(あれは……)

 今年入学してきたばかりのバレー部員だ。
 中学でも有名だったようで、エースだと期待されていると噂で持ちきりだった、ような。

「おい樹! あいつバレー部だ!」
「だから何!?」
「どうせ他校の奴らがケチつけに来たってとこだろ!」
「だから!?」
「お前は関係ないんだから黙ってろって言ってんだよ! ちったぁ落ち着け!」

 ともかくバレー部でエースともなれば、やはり体格もしっかりしている。
 それこそ樹よりよっぽどだ。
 だというのに、彼女は止まらない。そんな計算など初めから頭にないのだろう。

 そうやって騒いでいると距離も近づき、いよいよ集団の会話も聞こえてくる。
 そのやり取りはやはり想像通りのもので――。

「お前に試合に出られると困るんだよ」

 そんな馬鹿馬鹿しい因縁の台詞がいよいよ耳に、入った。入ってしまった。
 その刹那、樹が飛ぶ。

「ちょっと待ったぁー!」
「ひでぶ!?」

 華麗に、それは見事に、樹の飛び蹴りは相手の鳩尾にめり込んだ。
 徹は彼女ほどキレイに飛び蹴りを決められる人物を知らない。そもそも見知らぬ人間に遠慮なく飛び蹴りをかますような輩を知らない。

 崩れ落ちた男の前に樹は仁王立つ。小さな体で、これでもかというほど堂々と。

「何だよお前……!」
「それはこっちのセリフなのだよ! うちの生徒に手を出すなんてげんごどーだん!」
「言語同断だバカ」
「うっ。げ、げんごって読むじゃんかー!」

 徹のツッコミに樹は顔を赤くさせ、キャンキャンとうるさく喚く。その姿からは迫力も何も感じられない。まるでただの子犬だ。
 そんな彼女に相手の男たちが気後れするはずもなく、むしろ彼らの表情は厳しさを増していく。バカにされたと思ったのだろう。しかし残念なことに、樹はいつでも大真面目だ。ただ真面目という意味を盛大に履き違えているだけで。

「おい、何だよチビ。女が余計な口出し……」
「弱いものいじめは許さないんだからね!」

 威勢良く言い放った彼女の言葉と共に、男がまた一人崩れ落ちる。
 徹はそっと黙祷した。
 こうなった樹に、容赦はない。彼女は容赦なく、遠慮なく、慈悲もなく――男の急所を蹴り上げる。

(頼むからそこだけはやめてくれ)

 自身も居たたまれない思いをしながら、徹は何度そう願っただろうか。
 だがしかし、小柄で腕力に欠ける彼女には確かにそれが効果的なのだ。いわば必殺技なのだ。
 でも、それでも。
 男として、徹はいつも相手の無事を願わずにはいられない。

「こ、こいつ!」
「おいなんかやべぇ! とりあえず押さえろ!」

 えげつない光景をまざまざと見せ付けられた男たちに広がる焦り。
 それを跳ねのけ、男たちの手をかいくぐりながら樹は一人一人相手を沈めていく。小柄ですばしっこい彼女を捕らえるのはそう簡単なことではない。
 驚愕、焦燥、苛立ち、渦巻く感情の中心を彼女はひたすらに駆け抜ける。

「このっ」
「わ!?」
「よし捕まえっ……」
「あー重てえ」
「ぐえっ」

 樹の腕をつかんだ相手の頭上に鞄を二つ、勢いを付けて振り落とす。さらに蹴りを一発。

「徹!」
「ボケっとしてんじゃねーぞチビ猿」
「チビじゃないし猿じゃないもん!」

 幼さを隠さない調子で頬を膨らませた樹に、徹はやれやれと肩を落とす。周りを見ると、この場に立っているのはすでに三人だけ。徹と、樹、そしてポカンとしたまま立ち尽くしていたバレー部員だ。
 死屍累々とはこのことか。
 自分も加担したとはいえ、徹としてはもはや呆れて言葉も出ない。

「何なんだよ、お前ら……!」

 呻くように呟いた男に、樹は瞬く。二番目に倒された男だ。すなわち、急所をモロに喰らった。
 そんな相手の痛みを知ってか知らずか。地に伏した相手の視線に合わせるように少女はしゃがみ込み、

「男なら、正々堂々と勝負した方がカッコいいじゃん?」

 にしし、と。
 この場にはそぐわないほど楽しげで勝ち気な笑みを、何らためらいなく向けるのだった。


 ――ともかくこのように、正義感に満ち溢れ、暴走と評するには生易しいほど突飛でめちゃくちゃ、それが樹という少女だった。
 それは昔からで、そして徹はそれをずっと近くで見てきた。
 変わらない。全く、嫌になるほど。
 そしてそれは、きっとこの先も。

 そう、思っていたのに。

「あ、の」

 置いてきぼり状態だったバレー部員がふいに口を開き、徹と樹は同時に彼を振り返る。
 こうして樹や徹に助けられた相手が取る反応は二つに一つだ。
 助けてくれたことを感謝するか、その暴れっぷりに怯えるか。
 果たしてこいつはどちらなのだろうと、そしてどちらでも徹は特に気にしないと、そう気楽に構えていたところ――少年は、がしりと樹の手を取った。

「すごい綺麗だった!」
「へっ?」
「さっきのフォーム! すごい綺麗でビックリした! 何かスポーツやってるのか?」

 ――んん?

 それはそれは、思いがけない反応で。

「え、スポーツ?」
「うん、いつも何か練習してるとか? 練習方法とか、そういうのあったら教えてほしいんだ」
「うええええ?」

 キラキラと、それはもう無邪気といってもいいほどの笑顔を浮かべ、彼はさらに樹の手を強く握る。
 スポーツバカのド天然野郎、そんな印象を一瞬で徹に与えた――事実それは間違っていなかったりする――少年。

 まさか彼によって、今までの“当たり前”が変わってしまうだなんて――このとき、一体誰が予想したというのだろうか。


*****ここまで*****




・ちょっと、徹とコースケのキャラの差別化が完全にはしきれていない気がする
・コースケたちもだけど、樹や徹、あとバレー部員くんの見た目もきちんと考えないとなー
・樹も徹もおばかさん
・だけど徹は常識はある
・戦闘?描写の薄いこと薄いこと
・樹が高2ということは、春花が(居るとすれば)高3で、瀬川さんとはもうラブラブ期でもいいんじゃないかね←
・まあ、あくまでもHCSとは設定違うんですけどね
・だから原型である春樹や大樹たちは出ないと思います
・だって出てきたらカオスすぎて自分が処理できなryアッー!
・とりあえずメモということで!
スポンサーサイト
Home |  Category:メモやら小話やら |  コメントアイコン Comment0  |  Trackback0
Tracback

Tracback URL :

Comment

    
Home   Top
 
プロフィール

あずさ

Author:あずさ
武器:シャーペン、ノート、パソコン、ポメラ
レベル:29
二つ名:囁(アビス)
あだ名:エゴイスティックスケコマシ
四字熟語:好色生活
(※二つ名メーカー、脳内メーカー等による結果)
アイコン:朧夜緋雨さまから

最新記事
カテゴリ
呟き、囁き、ぼやきに寝言
最新コメント
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード