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もうあかんよ。


*****


「うぉっ、ケーキ!」

 思わず声を上げると、気付いた春樹が「おかえり」と言ってきた。うっかりただいまの挨拶を忘れていたことに遅れて気付き、大樹も「ただいま」と反射的に返す。しかし視線はテーブルの上の物体に釘付けだ。

「春兄、ケーキ!」
「え? あ、うん」
「何々? 買った? 今日なんかあったっけ?」
「や、作った」
「作った!」
「どうでもいいけど何で鸚鵡返しなの……?」

 呆れたように苦笑されるが大樹には気にならない。今、異常にテンションが上がっている。
 というのも春樹は料理が上手い。むしろ家事が全般的に得意だ。
 だから料理も彼の担当であり、そして大樹は彼の料理が好きだった。

「うわーうわーっ。食っていいっ?」
「いいけど……」
「いいんだ!?」
「え、何でそこ驚くの!?」
「や……だって春兄、そんなお菓子とかは作らないじゃん。誰かにあげるために作ったのかも? って」
「そこまでお前の頭が回ったことに驚きだけどね」
「え、オレ頭回んないぜ」
「あぁ……うん、ごめん」

 なぜか兄の目が遠い。しかしやはり大樹にはさしたる問題ではない。

「いっただきまーす!」
「召し上がれ」
「美味い!」
「そりゃ良かった」

 苦笑交じりに飲み物を用意してくれる。大樹は素直にそれを受け取った。
 しかしケーキなのだから当然といえば当然だが、それにしたって甘めだ。春樹はあまり甘いものを食べる方ではない。春樹自身が食べたくて作ったというわけではないようだった。現に彼も取り分けてはいるが大樹が食べている半分くらいしかない。

「春兄、何でケーキ?」
「え……」

 ふかふかのスポンジケーキを楽しみながら尋ねれば、春樹は一度口を閉じ、それからふいに窓の外を見た。また目が遠い。

「うん……その、色々あるよね……」
「何が?」
「……イラッとすることとか……?」
「へっ? え!? イラッとしてケーキ!?」
「うん、まあ、ほら……何ていうか、すっきりするかなって」
「? 甘いもの食べてすっきり!」
「いや、それ疲れたときだろ」
「ぅえ!? え、ええ……っ? じゃあ何だよ?」
「いや……がしがしっと泡立てたり……」
「八つ当たり!?」


「あ、今日はハンバーグでいいかな」
「何!? 肉に怒りぶつけんの!?」
「……、いや?」
「間が!!」




************


春樹は ストレス発散の仕方を 覚えた!(ティローン♪)


がしがし泡立てたり肉がしがしこねたり叩きつけたり。
私がそうしたいなと思っただけ。他の準備が面倒なのでやりませんが、そもそも料理不慣れだし!
いや、うん、勉強していないことに対する自己嫌悪です。
あ~~ぁあ、もう一日が終わっちゃうー!
こんなどうでもいい小噺書いてる場合じゃねー!
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